第5回 NSCA国際カンファレンス 幕張国際会議場 2017年1月27日(金)~29日(日)

プログラム

1/27(金)タイムテーブル
1/28(土)タイムテーブル
1/29(日)タイムテーブル

※口頭発表セッションは、応募の数等によりスケジュールの変更の可能性がございます

講演概要 

友岡 和彦
CSCS, ATC
ドームアスリートハウスジェネラルマネジャー/パフォーマンスディレクター

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L1-11月27日(金)10:00~12:00

回旋スポーツにおけるパフォーマンス向上のための統合的トレーニング

姿勢改善から強化まで

野球、ゴルフ、テニスなどのスイング動作やスローイング動作に共通する、効率的な回旋動作に必要な要素を取り上げる。それらの要素を改善、または向上するためのプログラムを運動学的側面、発達運動学的側面、そして機能解剖学的側面から解説をする。ここ数年で、様々なトレーニング方法が提唱されてきている中で、アライメント矯正、アクティベーション、可動性と運動制御、そして強化に繋がる、効果的かつ効率的なメソッドを選定し、1つの統合的トレーニングプログラムとして紹介をする。

小松 清隆
CSCS,*D, NSCAジャパン理事
アメリカンクラブ

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H1-11月27日(金)10:00~12:00

股関節のモビリティを向上させるためのアプローチ

股関節は関節の中でも最も大きく、体の中心に近く、またあらゆる方向に大きな可動域があるため主要なエンジンと称される。この股関節が可動域を制限されると必要なパワー発揮が制限されるだけでなく、股関節の近くにある腰椎や膝関節など本来安定重視の関節が、不適切な可動を引き起こし代償動作として現れる。股関節のモビリティの重要性をポジションごとに理解し、モビリティを向上させる方法を解説また実践する。

Douglas Kalman
PhD, RD, FACN, FISSN
ブラックジリアンズ(米)スポーツ栄養士&生理学者
フロリダ国際大学(米)スポーツ栄養ディレクター

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S1-11月27日(金)13:00~16:15

体重制限のあるスポーツとそのパフォーマンスのための栄養戦略と新しい栄養利用

まず冒頭で各エネルギーシステムを概説した後、体重制限を必要とするレスリング、柔道、ボクシングなどのアスリートの栄養摂取について論じていく。試合前の計量をクリアするために、時にアスリートは急激な減量戦略を実行する。しかしながら、そこには栄養学的または生理学的に明らかな欠陥がみられ、アスリート自身の健康をおびやかす可能性さえある。本講義では多くの研究結果に基づいて、彼らのリスクを分析し、効果的な減量戦略のための栄養摂取の方法を提示する。また講義後半では比較的新しい栄養サプリメントとして知られるカフェイン、クレアチン、リボース、ベータアラニン、Lカルニチンなどのアスリートにおける効果的な摂取方法についても論じていく。

Darryn Willoughby
PhD, CSCS, FACSM, FISSN
国際スポーツ栄養学会(ISSN)顧問
ベイラー大学(米)教育学部 准教授

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S1-11月27日(金)13:00~16:15

筋タンパク合成と筋肥大を促進するためのタンパク質とアミノ酸補給戦略

-レジスタンストレーニングと栄養戦略への応用-

本講義の第一の目的は、タンパク質とアミノ酸戦略が筋タンパク合成を促進するという役割、そしてレジスタンストレーニングとともにこの戦略が筋肥大のプロセスに与える影響について考察することである。この内容に言及することは、栄養戦略や、全身の同化作用の維持に関わるホルモンに影響を与える栄養摂取タイミングの利用について重要視することになる。またもう一つの目的は、筋力や筋量に大きな影響を与えることで知られている様々なレジスタンストレーニング戦略、そしてどのような栄養戦略がレジスタンストレーニングに対する筋の適応を促進することができるのか、ということについて考察することである。

Jose Antonio
PhD, CSCS, FNSCA, FISSN
国際スポーツ栄養学会(ISSN)会長、元NSCA理事
ノバサウスイースタン大学(米)エクササイズ&スポーツサイエンス学部准教授

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S1-21月27日(金)13:00~16:15

高タンパク質食

-健康と体組成-

本講演は5つのパートで構成される。まず初めに双子における日常生活のケーススタディを紹介する。2つ目のパートでは高タンパク食の歴史を概説し、続いて“なぜ現在の定義が間違っているのか?”という題材について参加者が知りたがっているいくつかのトピックについて説明する。そして4つ目のトピックでは、“4.4g/kgのタンパク質を毎日摂取した場合、どのようなことが起こるのか?”ならびに“3.4g/kgのタンパク質を毎日摂取した場合、どのようなことが起こり、トレーニングプログラムの変更にどのような影響を与えるか?”という題材について言及していく。また1年間、高タンパク食を摂取し続けることが健康にどのような影響を与えるのか考察していく。最後にまとめと結論を述べて、本講演を終了する。

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L3-3A1月29日(日)11:30~12:30

持久系アスリートのためのスポーツ栄養とサプリメント戦略

本講演では持久系アスリートのための栄養・サプリメント戦略について講義を行う。まず持久系競技の種類はいくつもあり、S&Cコーチは純心拍出量とは何か、そしてパワーとは何か、ということを理解する必要があることについて説明する。続いて、持久系競技のための基本的な主要栄養素戦略、栄養摂取タイミング、そして効果的なサプリメントについて解説する。また、現場で見られるケーススタディとしてのスポーツ栄養とサプリメントの戦略についても紹介する。

Juan Carlos Santana
MEd, CSCS, 元NSCA 副理事長
インスティテュート・オブ・ヒューマン・パフォーマンス(IHP) (米)

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H1-21月27日(金)13:00~14:30

自体重トレーニング-忘れ去られたエクササイズ-

本講演では、自体重エクササイズとそのプログレッションを中心に取り扱う。まず“パフォーマンスの連続性”について概説する。その後、自体重エクササイズの利点について説明し、それらを基にエクササイズのプログレッションまたはリグレッションシステムについて上半身、下半身それぞれの実技を行いながら、解説する。最後には代謝系プロトコルを含む自体重エクササイズのピリオダイゼーションとプログラムを紹介する。

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H2-3A1月28日(土)13:15~14:45

ゴリラストレングス -コリジョンスポーツのためのストレングストレーニング-

本講演では、“ゴリラストレングス”について取り扱う。まず“パフォーマンスの連続性”について概説する。その後、機能的筋力および“ゴリラストレングス”におけるプログレッション/リグレッションシステムについて解説する。これらのシステムには、アイソメトリック、パーシャル、ステージパンプ、ネガティブ、ビルドアップといった要素を盛り込んだエクササイズが含まれる。最後に、“ゴリラストレングス”のプログラムとピリオダイゼーションを紹介する。

Brad Schoenfeld
PhD, CSCS, NSCA-CPT
NSCA理事
ニューヨーク市立大学リーマン校(米)エクササイズサイエンス学部助教授

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H1-31月27日(金)14:45~16:15

バックスクワット-パフォーマンスを最適化するためのjoint-by-jointアセスメント-

本講演は以下の5つのパートから構成され、各項目は「バックスクワットの概説」、「上半身のポジション」、「下半身のポジション」、「動作力学」、そして「まとめ」である。上半身のポジションには、頭・胸郭・体幹部が含まれ、下肢のポジションには、股関節・膝・足部、そして脛骨前傾角度が含まれる。

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H2-4A1月28日(土)15:00~16:30

筋成長を最大化するためのコンバイントレーニング

本講演は以下の4つのパートから含まれ、各項目は「応用解剖学の概説」、「上半身のエクササイズ」、「下半身のエクササイズ」、そして「まとめ」である。上半身のエクササイズには、胸部・背部・肩・肘が含まれ、下半身のエクササイズには大腿部・下腿部が含まれる。

森谷 敏夫
PhD, NSCAジャパン理事長
京都大学名誉教授, 京都産業大学・中京大学客員教授

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L2-1A1月28日(土)10:00~11:00

筋肉は偉大な臓器である

骨格筋は最も大量に糖質と脂質を燃焼する“臓器”であるだけでなく、体温調節を担う褐色脂肪細胞よりも熱産生が大きいサルコリピンの存在が最近明らかにされている。さらに、筋活動は大脳の海馬の記憶や学習能力をアップさせる脳由来神経栄養因子などの様々な生理活性物質の宝庫でもある。つまり、筋肉が萎縮すれば骨も脳も心臓をはじめ循環器系もすべて退化するのである。この講演では、最新の知見をわかりやすく解説する。

G. Gregory Haff
NSCA理事長,PhD,CSCS, *D,FNSCA
エディスコーワン大学大学院(豪)S&C専攻コーディネーター
エクササイズ&ヘルスサイエンス学部准教授

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L2-2A1月28日(土)11:15~12:15

スポーツにおける研究と現場の橋渡しをどのように行なうのか?

本講演は、科学がどのようにスポーツパフォーマンスを向上させることができるのか?ということについて考察する。この講義の特に重要な点は、高いパフォーマンス発揮を必要とするチームにおけるスポーツ科学者たちの役割と彼らがどう関わり、科学的知見を現場のコーチが利用できる適応形へとどのように変換しているのかという点である。また複数の専門家が関わることの重要性についても言及し、アスリートのパフォーマンスに関する有意義なデータのより良い収集をどう行っていくのかについて論じていく。

Patrick McHenry
MA, CSCS,*D, RSCC, USAW
NSCA理事
キャッスルビュー高校(米)ヘッドストレングス&コンディショニングコーチ

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L2-3A1月28日(土)13:15~14:45

Long-Term Athletic Developmentの適用によって基礎から積み重ねていくアスリートの適切な段階設定

本講義では、Long Term Athletic Development(LTAD:長期的なアスリート育成)、そして青少年アスリートに対するLTADの適用について論じる。演者は、参加者自身がLTADを自らのストレングストレーニングプログラムに応用する方法について説明し、エクササイズ(リフティング)のプログレッション法、そしてスピード&アジリティプログラムを向上させる時にどのようにしてLTADを利用することができるのか?ということについても論じていく。

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H2-5A1月28日(土)16:45~17:45

クリーンを指導する

本実技セッションでは、クリーンを指導する際のプログレッションについて実技を行う。またクリーンを実施する際の補助リフトについても行っていく。

長谷川 博
PhD
広島大学大学院総合科学研究科教授

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L2-3B1月28日(土)13:15~14:45

暑熱環境下における運動パフォーマンスと暑さ対策

最新研究を基に効果的な暑さ対策を目指す

近年,多くの競技会が暑熱環境下や高所環境,試合が短期間に集中するような過密スケジュールなど非常に過酷な環境下で行われている。2020年東京オリンピック・パラリンピックも例外ではなく,開催時期や環境条件,選手たちの生体負担度を考慮すると,オリンピック史上最も過酷な大会となることが予想されており,暑さ対策を含むさまざまな戦略は不可欠である。本発表では,暑熱環境や過度な体温上昇に伴う運動能力低下のメカニズム,実際の競技現場で注目されている水分摂取,暑熱順化,身体冷却,リカバリーなどの暑熱戦略に焦点をあて,これらのエビデンスや競技現場への応用,さらには実践に関する最新知見を紹介する。

岡田 隆
MS, CSCS, 理学療法士, 日本体育協会公認アスレティックトレーナー
日本体育大学 運動器外傷学研究室 准教授

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H2-3B1月28日(土)13:15~14:45

腰痛予防のための体幹コンディショニング

体幹のうねりを考える

生物進化の歴史は気が遠くなるほど長い。進化のほとんどの時間、体幹は移動するための運動器であった。移動するために体幹は「うねり」続けてきたのである。魚(魚類)、サンショウウオ(両生類)、トカゲ・ヘビ(爬虫類)、多くの脊椎動物では体幹はいまだ移動手段としての役割を果たし続けている。しかし二足歩行になった人類では体幹に本来備わったその機能を最大限に使う機会は限りなく少なくなっている。この機能とそれに関わる筋群、またその廃用と腰痛について考察したい。そしてその考察から考えられる腰痛予防の体幹コンディショニングを皆さんと実践したい。

ゲストスピーカー
Gina Lombardi
NSCA-CPT, NSCA Personal Trainer of the Year 受賞者(2003)
ゲストスピーカー
岡田 千詠子
NSCA-CPT,*D,認定検定員, NSCAジャパン認定検定員委員会委員
コーディネーター
小笠原 悦子
PhD, 特定非営利活動法人ジュース(JWS:Japanese Association for Women in Sport)理事長
順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科教授

S21月28日(土)12:15~14:45

Women's luncheon:女性トレーニングコーチのキャリア

NSCAジャパン女性会員を対象に行った「女性ストレングスコーチのキャリアについて」のアンケート結果や、現在活躍する指導者(ゲストスピーカー)の話からマルチキャリア(「母親と指導者」など複数の異なる人生の両立)を構築するにあたって、迎えた困難やそれを乗り越えるために施した工夫などを共有していく。
より多くの女性の指導者がより活躍できる環境をつくるためにどのようなことが必要かについて参加者を含めたディスカッションを行い、直接意見交換ができる参加型セミナー。

*女性だけが参加可能なプログラムです。
*参加者にはお弁当を配布いたします。

PDFNSCAジャパン女性会員を対象に行った「女性ストレングスコーチのキャリアについて」のアンケート結果資料

福永 哲夫
PhD, NSCAジャパン編集委員会委員長, 元NSCAジャパン理事長
鹿屋体育大学特任教授

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L2-4A1月28日(土)15:00~16:30

レジスタンストレーニング及びストレッチングの腱組織の粘弾特性に対する効果について

腱組織の粘弾特性がストレッチングやレジスタンストレーニングによる影響を受けるかどうかを明らかにすることは人間動作科学の分野において興味深く、そして意義深いものである。最近の私たちの研究では、8週間のレジスタンストレーニングによりスティフネスが19%有意に向上すること、また3週間のストレッチングトレーニングによりスティッフネスは有意な向上が見られなかったものの、ヒステリシスを12~20%程度有意に減少させることを示した。そして、底屈筋群を対象としたレジスタンストレーニングとストレッチングトレーニングを合わせたエクササイズでは、スティッフネスを変化させることなくヒステリシスを減少させることとなった。
これらの結果は、腱組織に対してレジスタンストレーニングはスティッフネスの向上に、ストレッチングトレーニングは柔軟性ではなくその粘性に影響を与えることを示唆するものである。

広瀬 統一
PhD,日本体育協会公認アスレティックトレーナー
早稲田大学スポーツ科学学術院教授

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L2-4B1月28日(土)15:00~16:30

女子サッカー選手のタレント識別と育成

トップレベルのアスリートを育成するためには、タレント探索、識別、選抜、育成の4つの過程を適切に行っていく必要がある。本講演では日本における女子サッカー選手のタレント識別から育成までの現状と、今後の課題についてフィジカルコンディショニングの観点から紹介する。

豊田 太郎
MS, 独立行政法人日本スポーツ振興センター

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H2-4B1月28日(土)15:00~16:30

コーディネーショントレーニングの成功と失敗の分岐点

成功するための5つのポイント

コーディネーショントレーニングとは、1960年代に旧東ドイツで運動を操作・調節する能力を向上させることを目的として開発され、今日では、世界各国で様々な競技のアスリートを対象に行われています。国や競技が異なっても、成果を上げているコーディネーショントレーニングには、共通点があります。本セッションでは、競技力向上を目的とした様々な競技のコーディネーショントレーニングの活用事例から、コーディネーショントレーニングを成功させるための5つのポイントを講義と実技を通じて解説します。

合原 勝之
CSCS,NSCA-CPT,認定検定員, NSCAジャパン九州地域ディレクター
NASM-PES,鍼灸師
IMPROVE inc代表取締役

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L2-4C1月28日(土)15:00~16:30

ビジネスの設計図を創るための原理原則

~生き残るから勝ち残るへ~

「ビジネス」と聞くと私たちの業界はどこか敬遠しがちで、その情報に疎い方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。松尾芭蕉が残した「不易流行」という言葉がありますが、現実はマイクロジムやスタジオの設立が一種の「流行」のようになっており、肝心の「不易」を忘れてしまってはいないだろうかと感じます。協会のアンケート結果によると、スキル・ノウハウ(ビジネス分野)を学ぶ機会の要望が多いのもそれを表しているのでしょう。私たちが解剖学などの基礎を学ぶように、ビジネスにも基礎となる原理原則がある。本講座では経験を通してわかった生き残るではなく、勝ち残るために学んでおくべきことをお伝えいたします。

高橋 忠良
ATC, ABC公認ペドーシスト(C.Ped), PRI -PRT
Guardians Athletic Training & Therapy代表
元早稲田実業学校アスレティックトレーナー

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L2-5B1月28日(土)16:45~17:45

スクワット時に起こるトレーニングエラーと足部タイプの関係

スクワットやシングルレッグスクワット実施の際に起きるエラー、例えば膝が中に入る、つま先が大きく外を向くなどが、股関節の筋力や可動域などに関係するということは広く知られているが、このようなエラーは足部に大きく影響されもする。トレーニング指導者がスクワットなどを指導する際に、股関節や骨盤帯のバイオメカニクスについて理解を持つだけでなく、足部のバイオメカニクスや人それぞれ違う足部のタイプについても理解を深めることで、より障害につながりにくい指導が可能になると思われる。この講義では基本的な足部のタイプについて学び、なぜエラーが起こるのかを足部からの観点で見ていく。

牧野 講平
CSCS, NSCAジャパン認定検定員
ウイダートレーニングラボヘッドパフォーマンススペシャリスト

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H2-5B1月28日(土)16:45~17:45

The Beauty

美姿勢・美ボディライン獲得のために

むやみやたらにトレーニングしても、きれいな姿勢や身体のラインを手に入れることはできません。むしろ、体に不調が出てしまうことになります。人間の体はさまざまな筋が絶妙なバランスで機能していますが、個人の動きにはクセがあり、そのバランスが乱れ、機能障害が出るばかりか、結果的に姿勢やラインが崩れてしまうことになります。そのため、体の状態に合わせて筋を整え、そのうえでトレーニングをしていくことが重要です。本セミナーでは、理論背景を解説しながら実技を中心に行います。

清野 隼
MS, CSCS, NSCA-CPT, 管理栄養士, 日本体育協会公認スポーツ栄養士
ウイダートレーニングラボスポーツ栄養チーフ

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L2-5C1月28日(土)16:45~17:45

運動指導者ができる栄養に関する実践的なアプローチ

クライアントに対する運動指導において、栄養がその効果へ大きな影響を及ぼすことは周知のとおりです。そのため、運動指導者が栄養に関するアプローチを兼務するということも、クライアントのニーズによっては考えられるかと推察されます。本講演では、その栄養に関するニーズの内容を、トップスポーツ現場の事例を基に抽出し、運動指導者ができる栄養に関する具体的な実践アプローチと対応策についてお伝えしていきます。可能な限り、運動指導者が指導現場で栄養にアプローチできる提案をシェアいたします。

Ian Jeffreys
PhD, FNSCA, ASCC, CSCS, *D, NSCA-CPT, *D
サウスウェールズ大学(英)ライフサイエンス&教育学部上級講師
オールプロパフォーマンス代表

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L3-1A1月29日(日)9:00~10:00

パフォーマンスを最大化する

-スピード&アジリティ向上のためのゲームスピードアプローチ-

スピード&アジリティはあらゆるスポーツにおいて高いパフォーマンス発揮のための重要な要素として長く考えられてきた。それゆえパフォーマンス向上のためのプログラムにおける必須の構成要素である。しかしながら、現在行なわれているトレーニングの形態は、どれほどゲームパフォーマンス向上に貢献しているのだろうか?フィールドでのスポーツパフォーマンスの成功は、その競技に特異的な問題を解決する能力および試合特有の要素を含むスピード&アジリティを生かす能力を必要とする。残念なことに、これらの能力の構築は、伝統的なスピード&アジリティプログラムでは達成されないことが頻繁にある。本講義では、課題に基づいたアプローチをどのようにアスリートのスピード&アジリティトレーニングに加えれば、トレーニングから試合のパフォーマンスへの最適な適応を確実にすることができるのか、ということについて学んでいく。

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H3-31月29日(日)11:30~12:30

パフォーマンスを最大化する

-スピード&アジリティ向上のためのゲームスピードアプローチ-

スピード&アジリティはあらゆるスポーツにおいて高いパフォーマンス発揮のための重要な要素として長く考えられてきた。それゆえパフォーマンス向上のためのプログラムにおける必須の構成要素である。しかしながら、現在行なわれているトレーニングの形態は、どれほどゲームパフォーマンス向上に貢献しているのだろうか?フィールドでのスポーツパフォーマンスの成功は、その競技に特異的な問題を解決する能力および試合特有の要素を含むスピード&アジリティを生かす能力を必要とする。残念なことに、これらの能力の構築は、伝統的なスピード&アジリティプログラムでは達成されないことが頻繁にある。本講義では、課題に基づいたアプローチをどのようにアスリートのスピード&アジリティトレーニングに加えれば、トレーニングから試合のパフォーマンスへの最適な適応を確実にすることができるのか、ということについて学んでいく。本実技セッションでは、講義で説明したこれらの理論を実践に応用する方法、そして指導対象のアスリートがすぐに利用できるエクササイズを実演する。

岡田 純一
PhD, CSCS, NSCAジャパン副理事長
早稲田大学スポーツ科学学術院教授

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H3-11月29日(日)9:00~10:00

セカンドプルを磨く

パワークリーンのスキルアップ

かつてパワークリーンをはじめとしたオリンピックリフティングは技術的難度から敬遠され、日本での普及が欧米に比べて遅れている感があった。しかし、近年は関係者の永年の普及・啓蒙活動を通じて徐々に活用される場面を目にするようになってきた。しかし、実施者の熟達度によって爆発的パワー発揮(explosive power development)の出来映えは異なる。その鍵であるセカンドプル局面のスキルアップを図るためのポイントを概説するとともに、実践の場を提供する。

瀬戸口 芳正
MD, 元NSCAジャパン理事
みどりクリニック院長

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L3-1B1月29日(日)9:00~10:00

投球のメカニズムと障害発生の機序

New Concept : Throwing Plane Concept

Throwing Plane Conceptは投球障害とパフォーマンスについての新しいコンセプトです。投球肩肘障害の原因を投球フェーズに合わせて解説し、投球フォームの良し悪しを医学的に説明します。 良い投球フォームは肩肘への負担が少ないだけでなく、運動効率が高いためにパフォーマンスも良いと思われます。投球中に選手がどうやって身体を使っているかを理解できると、リハビリテーションだけでなくコンディショニングやトレーニングの合理的戦略の確立にも役立ちます。

NSCAジャパン特別企画:キャリアアップショートセッション1月29日(日)11:00~11:30

これからの整形外科におけるトレーナーの役割と地位
~みどりクリニックにおけるシステムの紹介と提言~

医療現場に従事するトレーニング指導専門職(NSCA認定資格者を含む)が増加する一方で、医療現場内における位置付けが曖昧であったり、本来の力が引き出されていないケースがまだ多いのが現状だと思います。私が院長を務めるみどりクリニックでは、トレーニング指導スタッフと医療従事スタッフは同等な地位で働ける環境にしています。トレーニング指導専門職は決して医療従事者に劣る存在ではなく、非常に重要な役割を担ってることは言うまでもありません。当院の取り組みを、この国際カンファレンスの場で紹介することで、今後、医療現場で働くトレーニング指導専門職の価値を高めるための提言にできればと思っています。

※本ショートセッションは事前申込の必要はありません。
 聴講を希望される方は直接会場「コンベンションホールA」にお越しください。

Inigo Mujika
PhD, バスク大学生理学部 准教授(スペイン)

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L3-2A1月29日(日)10:15~11:15

持久系パフォーマンスのためのストレングストレーニング

ほとんどの持久系競技のパフォーマンスは、その試合で要求される距離に対する最大パワー発揮の持続と試合で要求されるスピードを維持するためのエネルギーコストによって決定される。それゆえストレングストレーニングは動作エコノミーの改善、疲労の遅延、無酸素性能力の向上、最大スピードの向上に貢献する可能性がある。本講義においては、持久系パフォーマンスのためのストレングストレーニングの科学的基礎を概説する。すなわち持久系能力の向上を誘発するストレングストレーニングのメカニズム、その方法とストレングスならびに持久系トレーニングの両方を最適化する栄養摂取について提言する。

青木 達
NSCAジャパン認定検定員委員会副委員長,CSCS,*D
龍谷大学スポーツ文化活動強化センターストレングス&コンディショニングコーチ

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H3-21月29日(日)10:15~11:15

チームスポーツのためのスピードトレーニング

様々なポジションを考慮したスピードの向上

アスリートにとって「スピード」は競技パフォーマンスを左右する重要な要素の一つである。ストレングス&コンディショニングコーチは、スピードを獲得するために、ウェイトルームでのストレングストレーニングセッションだけでなく、フィールドでのスピードトレーニングセッションを担うこととなる。本講座では、チームスポーツ(主にアメリカンフットボール)に対して実践したプログラムを交え、スピードトレーニングの理論と、それに基づいたテクニックドリルおよびスプリントドリルを紹介していく。

前田 清司
PhD
筑波大学体育系教授

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L3-2B1月29日(日)10:15~11:15

健康に過ごすための運動による動脈硬化予防

大動脈などの中心動脈の硬化度は加齢に伴って増大し、老化していく。動脈硬化度の増大は、心血管疾患発症の強力な危険因子となる。従来、動脈硬化度の増大は老化現象の一つと考えられていたため、定期的な運動と動脈硬化度の関係については注目されていなかった。しかし、定期的な有酸素性運動には動脈硬化度を低下させる効果があることが明らかになり、運動の重要性が認識されるようになった。本講演では、定期的な運動が動脈硬化度に与える影響についての知見を中心に紹介する。

河森 直紀
PhD,CSCS
国立スポーツ科学センター

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L3-3B1月29日(日)11:30~12:30

ピーキングの捉え方とプログラムデザイン

アスリートのトレーニング負荷を調整し、重要な試合に向けて体力のピークを合わせることは、S&Cコーチの重要な役割の1つです。この「ピーキング」を成功させるために理解しておくべき考え方(例:「フィットネスー疲労」理論)や科学的知見について解説し、「ピーキング」を実行するうえでのガイドラインをご紹介します。また、具体例として、リオ五輪に出場したアスリートに対して、どのように「ピーキング」を計画し実施したのかについてお話します。

太田 雄貴(Yuki Ota)
フェンシング選手
森永製菓所属
2008北京オリンピック銀メダル(フルーレ個人)、2012ロンドンオリンピック銀メダル(フルーレ団体)、2015年フェンシング世界選手権優勝

L3-4A1月29日(日)13:30~14:30

4度のオリンピックチャレンジを通して

フェンシングを始めたきっかけから、オリンピックという大舞台を目指すようになった経緯、そして4度のオリンピックを通して長年競技を続ける中で、いかにして競技レベルやモチベーションを高く保ち続けてきたのか、また結果を出すことで、自分自身やまわりの環境にどのような変化があったかなど、現在に至るまでの取り組みと変化についてエピソードを交えながらご紹介したいと思います。
またオリンピアンを輩出するための環境要因とは何か、選手の立場から見てどういったコーチング、トレーニングのバックアップが望まれるかなど、2020年とその後に向けたジュニア育成に関する考えもお話ししたいと思います。

飯塚 翔太(Shota Iizuka)
ミズノ(株)ミズノトラッククラブ所属
リオデジャネイロオリンピック400mリレー銀メダリスト

S31月29日(日)9:00~12:30

日本スポーツパフォーマンス学会:
スポーツパフォーマンス研究シンポジウム

『トレーナー現場での実践知を発信するスポーツパフォーマンス研究』
 ~リオ五輪400mリレー銀メダリスト 飯塚翔太選手 登場~


9:00~10:15

シンポジウムI

『リオ五輪銀メダルにつながった陸上競技のスポーツパフォーマンス研究』
 ~400mリレー銀メダリスト飯塚翔太選手へのサポート事例~

  
<講演者>
飯塚翔太 選手 (ミズノ(株)ミズノトラッククラブ所属、リオデジャネイロオリンピック400mリレー銀メダリスト)
豊田裕浩 コーチ(中央大学)
松尾彰文 教授 (鹿屋体育大学)


10:30~12:30

シンポジウムII

『トレーナー現場での実践知を発信するスポーツパフォーマンス研究』
 ~現場でもできるスポーツパフォーマンス研究の具体的な進め方~

  
<講演者>
山本正嘉 教授(鹿屋体育大学)
金高宏文 教授(鹿屋体育大学)

<全体進行>
前田 明 教授(鹿屋体育大学)

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